自覚しにくい【隠れ冷え性】の原因、症状、改善方法とは?

あなたはいつも手足だけポカポカと温かくはありませんか?
冬の寒い日に、ベッドから足先を出して寝ていたりしませんか?
あなたは汗をかきやすくはありませんか?
おなかを触ると冷たいと感じたことはありませんか?
こんな症状があったあなたは、「隠れ冷え性」かも知れません。
一般的な冷え性と言えば「手足が冷たくなる」ことを言いますが、冷え性には冷え性と自覚しにくい「隠れ冷え性」と言われているものがあるのだとか。
隠れ冷え性とは、一般的な冷え性症状とは真逆で「手足はポカポカと温かい」のが特徴です。
手足が温かいので冷え性だという自覚をしにくいことから、隠れ冷え性と呼ばれています。
冷え性だという自覚をしにくいため、そのまま放置してしまい、結果として様々な不調を引き起こす可能性があります。
身体の冷えや低体温は、様々な不調や病気の原因になることはよく知られていますね。
まずは隠れ冷え性の症状について自覚することから始めてみましょう。
隠れ冷え性の症状をチェック
もしも、ご自分やご家族に以下の項目に複数当てはまる場合、隠れ冷え性の可能性が高いです。・運動不足である
・汗をかきやすい
・手足が温かい
・肩こりがひどい
・お腹が冷たい
・胃腸が弱い
・肌荒れ、シミ、そばかすなどの肌トラブルが多い
・タバコを吸っている
・太っている
・強いストレスを感じている
・湯船につかる習慣がない
このように冷え性の原因となる習慣や、冷え性が原因で起こる不調は様々です。
中でも運動不足、喫煙習慣、ストレスについては、冷え性だけでなく、多くの不調や病気の根本原因であることは言うまでもないことですね。
冷え性を改善する方法
冷え性を改善するには、生活習慣を見直すことがとても大切です。・シャワーだけでなく、39~40度位の湯船に30分程度浸かるようにする(お風呂に入る前にコップ1杯の水を飲むことで発汗が促されます)
・喫煙習慣を見直す(一気に止められなければ、徐々に本数を減らしていくとか、禁煙外来を受診し禁煙するなど)
・自分なりのストレス発散方法を見つけ、ストレスを溜め込まないようにする
・良質なたんぱく質(卵、納豆、豆腐、鶏肉など)やビタミンEなどを積極的に摂るようにする
・体を温めてくれる野菜や果物、肉、魚などを意識して食べるようにする
体を温めてくれる野菜
かぼちゃ、人参、ねぎ、玉ねぎ、ごぼう、レンコン、生姜、にら、にんにくなど
体を温めてくれる果物
りんご、ぶどう、オレンジ、桃、プルーン、さくらんぼ、あんずなど
但し、これ以外の体を冷やす果物にも体に良いとされる酵素がたっぷりと含まれていたり、抗酸化作用に優れていたりするものがあります。
それらの果物を食べるときは、体を温めてくれる食べ物や飲み物を一緒に摂るといったひと工夫をしてみましょう。
体を温めてくれる調味料
塩、黒砂糖、味噌、しょうゆ、ラー油、唐辛子など
体を温めてくれる魚
鮭、まぐろ、かつお、イワシ、さんま、カニ、サバ、ホタテ貝、海藻など
体を温めてくれる肉
牛肉、鶏肉、鶏レバー、赤みの肉、ラム肉など
まとめ
隠れ冷え性とは手足が温かいことから、自覚しにくくお腹(内臓)が冷えている冷え性のことです。冷え性の原因には運動不足、喫煙習慣、ストレス、湯船に浸かる習慣がないことなどがあげられます。
冷え性を改善するためには生活習慣や食生活の見直しが必要です。
運動不足であれば、出来る範囲で毎日の習慣にしていくことが大切です。
喫煙習慣についても本数を減らす、どうしても止められなければ禁煙外来を受診するなどして止めることが望ましいです。
自分のストレス発散方法を見つけストレスを溜め込まないようにしましょう。
体を温めてくれる食べ物を積極的に摂り入れていくことは大切ですが、体を冷やしてしまう食べ物がダメというわけではありません。
それぞれの特性を理解したうえで、色んな食材をバランス良く食べることが大切だということです。
もしあなたに隠れ冷え性の症状があったら、今すぐにでも改善方法について出来ることから始めてみませんか。